リターン側のご褒美は、先にキッチンラインへ並べることです。
美しい返球のラインを眺めて余韻に浸っていると、ご褒美は失効します。深く返し、すぐ前へ進みましょう。
今日の結論
高く深いリターンで時間を作り、返球者も前進。相手の3球目には低い構えで、ドロップには丁寧に、ドライブにはコンパクトに対応します。

深いリターンが強い3理由
- サーブ側をベースライン後方へ残す
- 返球者が前へ進む時間を作る
- 相手の3球目ドロップを長くする
3球目への対応
| 相手の3球目 | 対応 | 狙い |
|---|---|---|
| 低いドロップ | バウンドさせて低く返す | 相手を中間地帯に留める |
| 高いドロップ | 足元へ攻撃 | 前進を止める |
| ドライブ | 小さい面でブロック | 短く低く落とす |
| ロブ | 早く声をかけ横向きに下がる | 安全に返す |
返球者の前進手順
- リターンは十分な高さと深さを優先
- 打った直後から前進
- 相手が打つ直前にスプリットステップ
- キッチンラインへ到達できなければ、その場で低く守る
狙う場所
サーブ側の足元、中央、移動中の選手が基本です。鋭い角度は魅力的ですが、外せば相手を助けます。まず相手に「低い位置で一球多く打たせる」ことを合格点にします。
リターンは返す技術ではなく、前へ行くための時間を買う技術。
深さを買って、ネット席へ移動してください。指定席ではありませんが、早い者勝ちです。
深く返すための道具
- パドルの厚さ13/14/16mm|深いリターンは反発の強さで変わります
- 自宅用ネット|自宅ネットがあれば、深さの感覚を一人で作れます
よくある失敗:浅いリターンで、そのまま押し込まれる
リターンが浅いと、相手は前に詰めながら打てます。こちらが前に出る時間はなくなり、最初の1球で主導権を渡すことになります。速く返す必要はありません。深く返すことが目的です。深さが足りないと感じたら、打点を落とさずに、面をしっかり残して押し出してください。
リターンから前に出るまでの手順
- サーブが飛んでくる前に、ベースラインより後ろに立つ
- 打点を体の前で取り、相手コートの深い位置へ返す
- 返した直後に前へ歩き出す(打ってから考えない)
- キッチンラインの手前で止まり、相手が打つ瞬間に静止する
一人でもできる練習
深く返す感覚は、素振りと目印だけでも作れます。
- 相手コートの深い位置に目印を置き、そこを狙って10球
- 「打つ→3歩前進→止まる」を1セットにして10回繰り返す
- 止まった位置がキッチンラインの手前になっているか、毎回確認する
上達の目安
リターンは速さではなく深さで測ります。深く返せた回数を数えてください。
| 段階 | できていること | 次にやること |
|---|---|---|
| 第1段階 | サーブを確実に返せる | 打点を体の前で取る |
| 第2段階 | 相手コートの後ろ半分に返せる | 返した直後に歩き出す |
| 第3段階 | 返した後キッチン前まで進める | 狙う場所を選ぶ |
深く返して前に出られた回数が半分を超えたら、次の授業へ進んでください。
練習・試合中のケガ予防については保健室の記事も参考にしてください。


