良い声かけは短く、早く、で息の合った動きになります。
打球中に戦術会議を始めても、ボールは議事録を取れません。ペアで使う単語を先にそろえます。
今日の結論
打球前は「私/任せた」、移動は「前/待つ」、ロブは「下がる」、見送りは「アウト」。失点後は原因より次の一手を一言で伝えます。

場面別の合図
| 場面 | 推奨語 | 意味 |
|---|---|---|
| 中央の球 | 「私」「任せた」 | 打つ人を即決 |
| 良いドロップ | 「前」 | 二人で前進 |
| 球が浮いた | 「待つ」 | 前進を止め守る |
| 頭上のロブ | 「下がる」 | 担当と移動を明確に |
| 明らかなアウト球 | 「アウト」 | 触らず見送る |
ポイント前の10秒会議
- サーブ/リターンの狙い
- 中央球を誰が取るか
- ロブの担当
- スタッキングの有無
失点後の言葉
「次は中央へ」「少し待とう」「ドライブをブロック」のように、次の行動を一つだけ。人格評価、長い技術指導、「さっきも言った」は禁止科目です。励ましも具体的に「今の深いリターン良かった」と伝えます。私も授業で取り入れてから、生徒との関係性も良くなりました。
声かけ練習
中央へ球を出し、必ず打つ前に「私」か「任せた」を言います。次にドロップの高さを変え、「前/待つ」を二人同時に判断。正解より、早く同じ判断になった回数を数えます。
声は大きさより早さ、反省より次の行動。
先生の話も短い方が伝わるそうです。分かってはいるんですが。分かっては。
よくある失敗:譲り合って、二人とも打たない
ダブルスで最も多い失点は、難しい球ではなく「二人の間に落ちた簡単な球」です。どちらも打てる球ほど、お互いが相手に任せてしまいます。声は上手さではなく、早さが大事です。取れると思った時点で、短く一言だけ出してください。長い説明はポイント中には届きません。
決めておく3つの言葉
- 自分が取るとき:「はい」または「まかせて」
- 相手に任せるとき:「おねがい」
- 球が外に出そうなとき:「アウト」(打つ前に言う)
一人でもできる練習
声は習慣なので、打つ前から準備できます。
- 素振りのたびに「はい」と声を出す。打つ動作と声をセットにする
- 球出しをしてもらえる相手がいるときは、必ず全球で声を出す
- 試合前に、ペアで3つの言葉だけ確認する(増やさない)
上達の目安
声は上手さではなく、早さで測ります。打つ前に言えているかを見てください。
| 段階 | できていること | 次にやること |
|---|---|---|
| 第1段階 | 取るときに声が出る | 打つ前に言う |
| 第2段階 | 相手に任せる声も出る | 短い言葉に統一する |
| 第3段階 | ポイント前に一言決められる | 言葉を増やさない |
二人の間に落ちる球が減ってきたら、声が効いている証拠です。
練習・試合中のケガ予防については保健室の記事も参考にしてください。
前後の授業
参考にした公式情報
相手へのアウトコールなど、競技上の判定とペア内の助言は明確に区別してください。


