良いポジションとは、立派に見える場所ではなく、次の球を二人で触れる場所です。
基本は相手の打球位置に合わせて二人で動き、前後差を小さくします。コート上の記念撮影ではないので、ずっと同じ場所には立ちません。
今日の結論
左右はボール側へ一緒に寄る。前後は同じ位置を保つ。移動中に相手が打つなら、いったん止まって構えます。

局面別の基準位置
| 局面 | 基準位置 | 注意 |
|---|---|---|
| サーブ直後 | ベースライン後方 | リターンをバウンドさせる |
| リターン直後 | キッチンラインへ | 走りながら打たない |
| 移行中 | 相手の打つ瞬間に停止 | 足元へ来る前提で低く |
| 4人が前 | キッチンライン付近 | 二人の前後差を縮める |
左右移動は「ボールに合わせてスライド」
相手が右側から打つなら、自チームも右へ寄ります。ボールに近い人がライン側、パートナーが中央を閉じます。反対側の端は多少空いても、相手がそこへ打った時の角度は小さくなって、打ち返しやすいポジションにいます。
前後差が危険な理由
一人が前、一人が後ろだと、その間に斜めの大きな隙間ができます。前の人は足元、後ろの人は角度を攻められます。良いドロップなら二人で進み、高いドロップなら二人で待つ判断が安全です。
相手が打つ瞬間の準備
- 小さくスプリットステップ
- 膝を曲げ、パドルを身体の前へ
- 相手の面と打点を見る
- 打球後に次の位置へ動く
3つの確認質問
- パートナーと同じ高さにいるか
- 中央が大きく空いていないか
- 相手が打つ瞬間に止まれているか
位置は「点」ではなく、二人で動く関係です。
迷ったらパートナーを一度見て、半歩そろえる。先生のネクタイより簡単にそろいます。
立ち位置が決まったら
- パドルの厚さ13/14/16mm|前に詰める時間が長いほど、厚めのパドルが扱いやすくなります
- 練習器具|動きながら打つ反復には練習器具が使えます
よくある失敗:球を追いかけて、真ん中が空く
外に振られた球を全力で追いかけると、コートの中央が丸ごと空きます。取れたとしても、次の球は空いた場所へ返ってきます。追う前に、相方がどこにいるかを一度見てください。二人の間隔が広がりすぎているなら、その球は捨てたほうが失点は減ります。
立ち位置を直す3ステップ
- 相手が打つ前に、自分と相方の間隔を確認する(腕を広げて届く程度が目安)
- ボールが動いた方向へ、二人で同じだけ横にずれる
- 前後の段差を作らない。どちらかが前に出たら、もう一人も同じ列に並ぶ
一人でもできる練習
立ち位置は反復で身につきます。壁打ちや素振りでも効果があります。
- 壁に向かって打ち、返ってくる方向に合わせて横へ2歩スライドする
- 相手が打つタイミングで小さく跳ねて止まる動きを、20回繰り返す
- 前に出る・下がるを繰り返し、止まる位置が毎回同じかを見る
上達の目安
立ち位置は、上手くなるほど「動く量」が減ります。走り回らずに済むようになったら、位置が合ってきた合図です。
| 段階 | できていること | 次にやること |
|---|---|---|
| 第1段階 | 相手が打つ瞬間に止まれる | 相方との間隔を意識する |
| 第2段階 | 相方と同じ列に並べる | 横のスライドを揃える |
| 第3段階 | 振られても中央が空かない | 前に出るきっかけを決める |
走る距離が減ったのに前より届く、と感じたら次の授業へ進んでください。
練習・試合中のケガ予防については保健室の記事も参考にしてください。


