3球目の目的は一発で決めることではなく、ネットへ安全に近づくことです。
ドライブはテストの一発逆転の秘策ではありません。返された5球目まで、が一番の試験対策です。
今日の結論
短く高い返球で、前へ踏み込めるならドライブ。低い・深い・崩された返球ならドロップ。球質が悪ければ無理に前進しません。

3球目の判断表
| 返球の状態 | 選択 | 次の計画 |
|---|---|---|
| 短い/高い/前へ踏み込める | ドライブ | 返球を予測し5球目ドロップ |
| 深い/低い/後方で打つ | ドロップ | 低ければ二人で前進 |
| 体勢が崩れている | 安全なドロップ | まず守備を中立へ戻す |
| 相手が後方に残る | 足元へ深く | 空いたネットを取る |
ドライブの目的
相手を抜くことだけではありません。速い球で短いブロックを引き出し、次の5球目を近い位置から柔らかく落とすのが現実的です。狙いは中央か相手のバックハンド側。ネットすれすれの球は、たいていネットの友達になってしまいます。
ドロップの目的
相手に低い位置で打たせ、攻撃を弱めること。良いドロップなら進みますが、高く浮いたら停止します。「打ったから前へ」ではなく「低く入ったから前へ」です。
二人の動き
- 打つ人のパートナーも球質を見る
- 良い球なら同時に数歩進む
- 相手の打つ瞬間に止まる
- 足元の球をリセットし、再び進む
練習:3球目+5球目
返球役は短い球と深い球を交互に出します。打球者は3球目を選択し、必ず5球目まで続けます。成功判定は「二人が安全に前進できたか」です。
3球目は選択科目。高さ、深さ、体勢を見てから答えます。
全部ドライブは、マークシート形式のテストで全問Aを選ぶ試験戦術と同じです。たまに当たりますが、先生は勧めません。
3球目を安定させる道具
- パドルの厚さ13/14/16mm|ドロップを止めたいなら16mm、ドライブを打ちたいなら薄め
- 自宅用ネット|ネットを立てれば、3球目だけを何十本も打てます
よくある失敗:3球目を全部ドライブで打つ
速い球で押し切れる場面は、思ったより多くありません。相手がすでにキッチンラインに立っているなら、速い球はそのまま返され、こちらは前に出る時間を失います。3球目の目的は点を取ることではなく、前に出る時間を作ることです。入らないドロップを打ち続けるのも同じで、まずは「深いドライブで相手を下げてから前に出る」形を1つ持っておくと安定します。
3球目を決める順番
- 相手が前にいるか、後ろにいるかを見る
- 相手が前にいるなら、低いドロップで足元へ落とす
- 相手が後ろにいるなら、深いドライブで下がらせる
- 打った後、必ず1歩前に出る(打ちっぱなしで止まらない)
ドロップが安定しないと感じたら、パドル自体が合っていない可能性もあります。コントロール系パドルおすすめ比較も参考にしてください。
一人でもできる練習
3球目は、相手がいなくても形を作れます。
- ネット前にタオルや目印を置き、そこへ落とす練習を10球
- 打った直後に前へ3歩出る動きを、素振りとセットで繰り返す
- 同じ場所から、低い球と深い球を打ち分ける(10球ずつ)
上達の目安
3球目は、入る本数より「前に出られた回数」で測ります。決まらなくても前に出られていれば成功です。
| 段階 | できていること | 次にやること |
|---|---|---|
| 第1段階 | 3球目をネットに掛けずに返せる | 打った後に前へ出る |
| 第2段階 | 10球中3球はキッチン前に落ちる | 相手の位置で打ち分ける |
| 第3段階 | ドロップとドライブを選べる | 5球目まで組み立てる |
10球中3球落とせるようになったら、それは十分に使える武器です。
練習・試合中のケガ予防については保健室の記事も参考にしてください。


